動物と人間の世界認識―イリュージョンなしに世界は見えない

たまたま手にとって読んだ本

ユクスキュルの「生物から見た世界」を読もうと思ったのですが
なんとなくこちらの本のほうが読みやすいのではないかと
読んでみました。

環世界という言葉が出てきます。
その生物の環境によって見えている世界ということだと
思いますが例えば人間は見えているものだけ
を認知して生きています。

見えないものは機械を通して有るということは
認識していますがやはり見えていないと
そのものを強く意識することはなかなか難しく
紫外線や赤外線、超音波、電磁波など有るのはわかりますが
見えてはいないのでその見えない世界の環境で
生きることになります。

逆に昆虫は紫外線が見えているそうです。
見えているから人間とは違う感覚で生きていますし
見えている色も違います。
人間が赤だと思っている色は昆虫は赤が認識できないので
赤色とは別の色で見ています。

昆虫に赤色を説明しても見えないので想像も
つかないとは思います。

見えている世界が全てではないと言うと
スピリチュアルっぽくなってしまいますが
生物の種類によって見えている世界は異なるので
やはり人間が見ている世界が全てではないと
言えるとは思います。

とても薄い本でとても読みやすい本なので
興味がある方はぜひオススメです！！！